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2018年12月16日日曜日

新世紀エヴァンゲリオン

「新世紀エヴァンゲリオン」

2008年より10年連続カラオケ年間ランキングTOP10に入ったとのニュースを見たので、今日は私の人生を変えたと言っても過言ではない、新世紀エヴァンゲリオンについて、少し書きたいと思います。
放送が開始されたのが1995年であるから、20年以上前の作品なる。

当時小学生だった私の地方では、1年遅れて放送が開始した。夕方、当然放送が開始されたロボットアニメ。多少は話題になっていたのを記憶しているが、田舎の小学生に当時のブームが入っていくることはなく、アニメ自体にもそれほど興味がなかった小学生時代だから、放送されているものを見るという感覚の私に、まるで天から振ってきたような衝撃を与えた。
まず当時のロボットアニメ、私がそれまで見てきたアニメというのは、勇者シリーズという、少年と意思を持ったロボットが会話をして、合体するというのが流行りだった。
そして敵は組織であり、悪い者だった。
ところがである。このエヴァンゲリオン、第壱話を見てもらえればわかると思うが、敵の正体がなんなのかわからないのだ。それと小学生には難しい言葉遣い、言葉の言い回し、情報量の圧倒的な多さと説明をしてくれない流れに、ただただ呆然とした記憶がある。
当時、アニメを見なかった同級生も見ていた。それほど話題になった。
話が進むにつれて、主人公碇シンジの家庭環境、それぞれのうまくいかない思春期の感情などが描かれているのは、小学生の私にも理解はできた。しかし肝心の敵使徒の正体、エヴァンゲリオンという巨大人造人間の正体、謎の組織ネルフと上位組織ゼーレの正体。何もかにもがわからないまま、半年間の放送が進み、最終回である。
TV版最後の2話は、今なら理解できる碇シンジの心情と心象風景が描かれ、庵野秀明監督がアニメというものを追求した映像だというのは理解できる。
今だからだ。子供の私はただ呆然として何を見たのか、これはなんなのかわからないまま。それまでハマっていた、アニメに興味がそもそもない同級生は離れていった。
私も当時、わけのわからないアニメと思い、離れた。
それから中学生へ成長した私にも思春期が来た。その時にレンタルビデオをなんとなく見たくなりレンタルしたところ、そこから私は圧倒的な世界観、とそれからのアニメに与えた影響力、その当時はすでにアニメオタクになっていた私は、理解できていた。
見た。とにかく見た。庵野秀明監督を追いかけ、すべての作品を見て、この監督が何を考え、何をしたかったのかを見た。
その後、更に大人になった時「BSアニメ夜話」という番組で、解説を見た時に、その当時の現場の混乱ぶり、業界の混乱ぶりを知ることになる。
アニメ制作をつとめたGAINAXは、今もそれほど大きくはないが、その当時も大きくはなかった。そうした会社がアニメ製作委員会に企画書をプロデューサーが見せた時、委員会の大人たちに言われたそうだ。
「君は会社を潰すきなのかい?」
そう誰もがこのアニメ自体、企画の段階で失敗だと思っていたそうだ。
そんな中で企画が動き出し、第壱話、第弐話が制作され、評論家の唐沢俊一さんに見せた時、唐沢さんも否定したという。
「このクオリティで半年間放送できるんですか、たった1社の制作で」
唐沢さんはその後の放送を見て、あそこまで崩れていくとは思わなかったと言っていた。
また放送後、あまりの反響の大きさに劇場版が制作された。
本来の企画ではテレビ放送最後の2話が碇シンジの内面を描き、その外側では何が起こっていなのか、を1つの映画として、その後、新しい話で映画を1つ作る予定だった。
しかし企画は構想通りに進まず、結果的に1作目の劇場版は総集編に多少の新作カットを入れたものとなり、2作目がTV版の最後の2話の外側を描くことになった。
劇場版の後、アニメ業界では模倣と呼べるような作品、ロボットのデザインが多くなり、話がわかりにくいものが増幅した。
あえて説明せず話を進め、説明のないままに終わる。
アニメ業界では「宇宙戦艦ヤマト」「機動戦士ガンダム」に続く、ブームを作ったアニメだと言われている。
私は今ようやく、業界はエヴァンゲリオンの呪縛から抜け出しているような気がする。エヴァンゲリオンの後、いくつかのブームになったアニメのおかげで、エヴァンゲリオンという二日酔いから冷めたと私は個人的に思っている。
だが根底にはエヴァンゲリオンが流れている。
私と同じ世代がそろそろアニメを作る世代になってきている。影響を受けた人たちがこれから作るアニメ、それに私は非常に興味がある。
そうしたアニメが再び出てきて、第4のブームを作ってくれることを願う。
私個人としては、自作の小説の根底に流れているのはこのアニメであることは事実である。
ただこれは危険なことだと自覚している。
説明不足は圧倒的な情報量があってこそであり、中身のないものが説明不足手法、エヴァンゲリオンを模倣したところで、それはただの駄作になるだけだ。
私はこのアニメに出会えて、今も新作が作られる喜びをずっと噛み締めている。
個人的にはガンダムのように年に数作作られるような、長い作品になってほしいと願っているのだが、なかなか上手くいかないようだ。
庵野秀明監督は作品の多元化を願っているとある聞いたことがあるが、それができていないのは、残念でしかたがない。
2020年には今進行中の「新劇場版」の最終作が公開される予定になっている。今から期待しているし、その後もずっと続けてほしいと願っている。

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