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2018年12月16日日曜日

ブラック・マジックM66 士郎正宗監督作品

「ブラック・マジックM66」

名匠、士郎正宗が書いた短編を、珍しく士郎正宗が参加して、共同監督、絵コンテを手がけたOVAである。
士郎正宗自身、原作をそのままアニメ化しても駄作になる、という考えの持ち主で、ガンドレス事件もあったことから、アニメには極力手を出さない人物でもしられているが、これはその中でも稀有な作品になる。
物語としては、北との戦争をしているある国の軍隊が、アンドロイドを2体製造した。ターゲットを狙い続け、体の中には散弾があり、散弾を発射後、毒ガスまで噴射するという殺人兵器であった。
その試作品2体が北の工作員によって森の中へ墜落し、逃走してしまう。
軍隊は特殊部隊を派遣し、対アンドロイド装備でアンドロイド捕獲を試みる。
これを無線で聞きつけたジャーナリストの女性主人公が、事件を追いかけるという物語だ。
士郎正宗の原作とあり、終盤の町並みや街の中を小型飛行機が飛ぶ。移動車のデザインなど、やはり攻殻機動隊、アップルシードで有名な漫画家だけのことはあり、素晴らしい。
これぞ最近のアニメが失った世界観だと思えた。
私がなにより意外だったのは、士郎正宗の世界観がこんなにも明るいものだったということだ。
どうしても押井守や他の監督が作る世界観というのは、どうしても暗くなりがちだ。特に押井守監督のGHOST IN THE SHELLなどは、士郎正宗の原作とは思えないほど、暗くマイノリティだ。
これは本当に軍隊とアンドロイド、狙われた娘を助けるジャーナリストの正義感。娯楽アニメの王道の物語であった。
評論家岡田斗司夫は、士郎正宗の正義感をアニメ製作者は恥ずかしがって描きたがらない、と発言していたがこれを見て納得した。確かにここまでの正義感をアニメで描くのは、恥ずかしいかもしれない。でも、これを描くアニメというのもあって良いと私個人は思えた。純粋なるエンターテイメント。


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