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2018年12月17日月曜日

パーフェクトブルー

『パーフェクトブルー』

今は亡き今敏監督が制作したアニメ映画である。

元々もはドラマ化企画だったらしいのだが、震災の影響からアニメという低予算で制作される企画となった。

世界的にこの映画はR−18とされるほどセンセーショナルでサイコスリラーとしてよくできている。

そのことから今敏監督の名前が世界的に知られるようになる。

個人的な意見としては、やはりR指定というのは理由がある。

アニメ表現でグロテスクなのは、特別に思わなかったのだが、最後の追いかけっこの現実と虚構。その現実の醜さ。

恐ろしかった。本当に。

2018年12月16日日曜日

攻殻機動隊

「攻殻機動隊」

名前だけは聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
この攻殻機動隊。検索エンジンで打ち込めば、すぐに感じが出てきます。それほど有名になった作品ですが、実際に見たことがあるという方は、果たしてどれ位いるでしょうか?

まず最初に、攻殻機動隊と調べると、実に多くの作品あ出てきます。漫画、アニメ、実写。きっとすべてのメディアになっているであろうこの作品、最初の出発点は、漫画になります。
士郎正宗さんの「攻殻機動隊」これが一番、最初の攻殻機動隊です。しかも大きめのコミックたった一冊に収まる話からスタートです。それほど長大でもなく、わずか一冊(後に続編が2冊出ますが)からスタートした攻殻機動隊は、一部マニアに受けるサイバーパンク漫画ろして出発しました。
それが世界的な作品になったのは、押井守監督によるアニメ映画になってからです。
「GHOST IN THE SHELL」これは、漫画の正義感の強い、ちょっとかわいい主人公から、完全にロボットなのか人間なのかで迷う主人公サイボーグを描き、押井守監督の独特な世界観を作り出し、原作とはまた違った世界にしています。
これがアメリカのビデオセールスで記録的ヒットとなり、攻殻機動隊は世界的に有名な作品となったのです。
その後、TVアニメ化され、こちらは原作により近いものとなりつつも、押井守監督の世界観を引き継いだ作品になり、ここから入ったという人も多いと思います。
TVアニメ「スタンドアローンコンプレクス」は評判となり、劇場公開作品まで作られるようになりました。
その後、ハリウッドで実写版「GHOST IN THE SHELL」が制作されました。
こちらもファンである監督の独自の世界観で、また違う作品世界が展開されています。
現在は、原作の更に前の話、つまり主人公たちが集合すして属している組織「公安9課」設立以前の話がアニメ化され、劇場公開されています。
しかしながらどの映像作品も押井守監督の影響からどうしても抜け出せないらしく、非常に正義感の強い、ときにコミカルなことも言う主人公というのは、漫画版にしか出てきていません。
私も押井守監督の攻殻機動隊以外は認めたくなかった。押井守監督ファンとしては、これ以上のものはないと思っていました。
しかし小説ニューロマンサーを読んでから、考えが変わったのです。いかにしてニューロマンサーがまいたサイバーパンクの種が発芽して、今、どんな花を咲かせているのか知りたくなったのです。
だからこれから勉強です。まずは最初の種、ニューロマンサーの影響を受けたであろう漫画版から始めたいと思っております。
ある評論家は攻殻機動隊は漫画版を100点とすると、それ以降のアニメは60点以下だと言い切っています。


新世紀エヴァンゲリオン

「新世紀エヴァンゲリオン」

2008年より10年連続カラオケ年間ランキングTOP10に入ったとのニュースを見たので、今日は私の人生を変えたと言っても過言ではない、新世紀エヴァンゲリオンについて、少し書きたいと思います。
放送が開始されたのが1995年であるから、20年以上前の作品なる。

当時小学生だった私の地方では、1年遅れて放送が開始した。夕方、当然放送が開始されたロボットアニメ。多少は話題になっていたのを記憶しているが、田舎の小学生に当時のブームが入っていくることはなく、アニメ自体にもそれほど興味がなかった小学生時代だから、放送されているものを見るという感覚の私に、まるで天から振ってきたような衝撃を与えた。
まず当時のロボットアニメ、私がそれまで見てきたアニメというのは、勇者シリーズという、少年と意思を持ったロボットが会話をして、合体するというのが流行りだった。
そして敵は組織であり、悪い者だった。
ところがである。このエヴァンゲリオン、第壱話を見てもらえればわかると思うが、敵の正体がなんなのかわからないのだ。それと小学生には難しい言葉遣い、言葉の言い回し、情報量の圧倒的な多さと説明をしてくれない流れに、ただただ呆然とした記憶がある。
当時、アニメを見なかった同級生も見ていた。それほど話題になった。
話が進むにつれて、主人公碇シンジの家庭環境、それぞれのうまくいかない思春期の感情などが描かれているのは、小学生の私にも理解はできた。しかし肝心の敵使徒の正体、エヴァンゲリオンという巨大人造人間の正体、謎の組織ネルフと上位組織ゼーレの正体。何もかにもがわからないまま、半年間の放送が進み、最終回である。
TV版最後の2話は、今なら理解できる碇シンジの心情と心象風景が描かれ、庵野秀明監督がアニメというものを追求した映像だというのは理解できる。
今だからだ。子供の私はただ呆然として何を見たのか、これはなんなのかわからないまま。それまでハマっていた、アニメに興味がそもそもない同級生は離れていった。
私も当時、わけのわからないアニメと思い、離れた。
それから中学生へ成長した私にも思春期が来た。その時にレンタルビデオをなんとなく見たくなりレンタルしたところ、そこから私は圧倒的な世界観、とそれからのアニメに与えた影響力、その当時はすでにアニメオタクになっていた私は、理解できていた。
見た。とにかく見た。庵野秀明監督を追いかけ、すべての作品を見て、この監督が何を考え、何をしたかったのかを見た。
その後、更に大人になった時「BSアニメ夜話」という番組で、解説を見た時に、その当時の現場の混乱ぶり、業界の混乱ぶりを知ることになる。
アニメ制作をつとめたGAINAXは、今もそれほど大きくはないが、その当時も大きくはなかった。そうした会社がアニメ製作委員会に企画書をプロデューサーが見せた時、委員会の大人たちに言われたそうだ。
「君は会社を潰すきなのかい?」
そう誰もがこのアニメ自体、企画の段階で失敗だと思っていたそうだ。
そんな中で企画が動き出し、第壱話、第弐話が制作され、評論家の唐沢俊一さんに見せた時、唐沢さんも否定したという。
「このクオリティで半年間放送できるんですか、たった1社の制作で」
唐沢さんはその後の放送を見て、あそこまで崩れていくとは思わなかったと言っていた。
また放送後、あまりの反響の大きさに劇場版が制作された。
本来の企画ではテレビ放送最後の2話が碇シンジの内面を描き、その外側では何が起こっていなのか、を1つの映画として、その後、新しい話で映画を1つ作る予定だった。
しかし企画は構想通りに進まず、結果的に1作目の劇場版は総集編に多少の新作カットを入れたものとなり、2作目がTV版の最後の2話の外側を描くことになった。
劇場版の後、アニメ業界では模倣と呼べるような作品、ロボットのデザインが多くなり、話がわかりにくいものが増幅した。
あえて説明せず話を進め、説明のないままに終わる。
アニメ業界では「宇宙戦艦ヤマト」「機動戦士ガンダム」に続く、ブームを作ったアニメだと言われている。
私は今ようやく、業界はエヴァンゲリオンの呪縛から抜け出しているような気がする。エヴァンゲリオンの後、いくつかのブームになったアニメのおかげで、エヴァンゲリオンという二日酔いから冷めたと私は個人的に思っている。
だが根底にはエヴァンゲリオンが流れている。
私と同じ世代がそろそろアニメを作る世代になってきている。影響を受けた人たちがこれから作るアニメ、それに私は非常に興味がある。
そうしたアニメが再び出てきて、第4のブームを作ってくれることを願う。
私個人としては、自作の小説の根底に流れているのはこのアニメであることは事実である。
ただこれは危険なことだと自覚している。
説明不足は圧倒的な情報量があってこそであり、中身のないものが説明不足手法、エヴァンゲリオンを模倣したところで、それはただの駄作になるだけだ。
私はこのアニメに出会えて、今も新作が作られる喜びをずっと噛み締めている。
個人的にはガンダムのように年に数作作られるような、長い作品になってほしいと願っているのだが、なかなか上手くいかないようだ。
庵野秀明監督は作品の多元化を願っているとある聞いたことがあるが、それができていないのは、残念でしかたがない。
2020年には今進行中の「新劇場版」の最終作が公開される予定になっている。今から期待しているし、その後もずっと続けてほしいと願っている。

「ギョ」

「ギョ」

変なアニメを見た。
話は魚をとっている漁師たちがなにかを見つけるところから始まる。

沖縄に大学の卒業旅行に来ていた三人の女の子たち。主人公は音楽ディレクターと婚約して、大学卒業後に結婚することになっていた。
その夜の事、三人が泊まっていた別荘になんと歩く魚が家に現れる。
その翌日の事、沖縄の街を歩く魚の大群が走り回り、三人の別荘にも巨大なサメが出現する。
必死に逃げる三人。その家の一人が魚の足に突き刺され怪我をするがなんとか逃げ切る。
同じ頃、東京にも歩く魚が現れ、主人公は恋人の危険を知り、東京へ単身戻る。
それは人類終わりの始まりであった。
常々怪獣映画を見るたびに、海の生物が大群で世界中を襲った方が、世界の危機だよ、と思っていた私だが、それが作品になったのがこのアニメだ。
しかしこのアニメは魚がメインではない。魚の腹についた動く足、それと細菌。人間にも感染し、腐敗臭をばら撒き、人間を生きながら腐敗させてしまう細菌。
第二次世界大戦下で制作されたという結論にもなるが、最後にあれが海底で誕生した生命体だという説明もあり、解明されないまま、主人公は生き残ってしまう。
本当にこれはなんなのか? 世界はどうなるのか? 解決しないまま物語は終わる。
原作は漫画だから漫画版はどうなのかは、わからないが少なくともこのアニメは不思議なアニメだった。
現に調べたところ、制作会社で最も赤字を出した作品になったらしい。


ブラック・マジックM66 士郎正宗監督作品

「ブラック・マジックM66」

名匠、士郎正宗が書いた短編を、珍しく士郎正宗が参加して、共同監督、絵コンテを手がけたOVAである。
士郎正宗自身、原作をそのままアニメ化しても駄作になる、という考えの持ち主で、ガンドレス事件もあったことから、アニメには極力手を出さない人物でもしられているが、これはその中でも稀有な作品になる。
物語としては、北との戦争をしているある国の軍隊が、アンドロイドを2体製造した。ターゲットを狙い続け、体の中には散弾があり、散弾を発射後、毒ガスまで噴射するという殺人兵器であった。
その試作品2体が北の工作員によって森の中へ墜落し、逃走してしまう。
軍隊は特殊部隊を派遣し、対アンドロイド装備でアンドロイド捕獲を試みる。
これを無線で聞きつけたジャーナリストの女性主人公が、事件を追いかけるという物語だ。
士郎正宗の原作とあり、終盤の町並みや街の中を小型飛行機が飛ぶ。移動車のデザインなど、やはり攻殻機動隊、アップルシードで有名な漫画家だけのことはあり、素晴らしい。
これぞ最近のアニメが失った世界観だと思えた。
私がなにより意外だったのは、士郎正宗の世界観がこんなにも明るいものだったということだ。
どうしても押井守や他の監督が作る世界観というのは、どうしても暗くなりがちだ。特に押井守監督のGHOST IN THE SHELLなどは、士郎正宗の原作とは思えないほど、暗くマイノリティだ。
これは本当に軍隊とアンドロイド、狙われた娘を助けるジャーナリストの正義感。娯楽アニメの王道の物語であった。
評論家岡田斗司夫は、士郎正宗の正義感をアニメ製作者は恥ずかしがって描きたがらない、と発言していたがこれを見て納得した。確かにここまでの正義感をアニメで描くのは、恥ずかしいかもしれない。でも、これを描くアニメというのもあって良いと私個人は思えた。純粋なるエンターテイメント。